黄昏将棋所

級位者によるメモ

対ゴキ中 超速2枚銀戦法について技巧先生に伺ってみた

今回の目的

少し前に将棋の森で行われたゴキゲン中飛車研究会において、超速2枚銀の仕掛けが成立しないのではないかと感想戦でなりまして、それでは困るということで技巧先生に伺ってみました。
最近、下記に貼った超速 VS 対ゴキ中の本にこの話も載っているのですが、流石に売られている本の中身を書くのは忍びないのとゴキ中側視点の本なので、技巧先生に頼ることにしました。

折角伺うなら備忘録がてらブログにしようということで記事になりました。
設定的には初期設定でやって、1分以上考えてもらいました。

基本図

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今回の図では片美濃ではなく金美濃に組んだ形を基本図としたいと思います。
片美濃だと△9四歩まで突いた形になるかと思います。

次の手番は先手です。

技巧先生に伺った手順(その1)

開始局面で先手+300~350ほどです。

  1. ▲3七桂 → 居飛車側は▲4五桂が攻め筋です。
  2. △5一飛
  3. ▲2九飛 → 仕掛ける前に3七の地点の傷から飛車当たりになるのを防いでます
  4. △3二金
  5. ▲4五桂 → 後手はここから変化します。まずは技巧先生の読み筋から
  6. △1五角 → たぶん手待ちですね
  7. ▲1六歩
  8. △4二角
  9. ▲5五銀左 → 右で取ると4五銀があるので、左で取ります(間違えると悲惨です)
  10. △同銀
  11. ▲同角
  12. △4四銀打
  13. ▲8八角
  14. △6四歩
  15. ▲2四歩
  16. △同角
  17. ▲2五銀打
  18. △4五銀
  19. ▲2四銀
  20. △4六銀
  21. ▲同歩
  22. △2四歩
  23. ▲1一角成
  24. △3三桂
  25. ▲1二馬
  26. △2三銀打
  27. ▲1三馬
  28. △1二銀打 → 馬が死にました
  29. ▲同馬
  30. △同銀
  31. ▲6八金上 → 5六が薄いので受けたのだと思います
  32. △2三銀
  33. ▲7七桂
  34. △7四歩
  35. ▲8六歩

までで先手+500程度で先手良しです。
この後は今の自分では良く分からない指し手が多くて参考にならなかったので、ここまでとします。
次からは基本から6手目の△1五角が変化した場合を見ていきたいと思います。
たぶん実戦で△1五角を指す人はいないと思いますし。

ちなみに、この後は玉頭を攻めるのが良いようです。
後手の右辺を遊ばせておけば持ち駒が生きる展開という予想のようです。

6手目△1五角の変化

  1. △4二角 -> △1五角とせず△4二角とした場合の変化をみたいと思います。
  2. ▲5五銀左
  3. △同銀
  4. ▲同角
  5. △4四銀打
  6. ▲8八角
  7. △9四歩
  8. ▲9六歩
  9. △7四歩
  10. ▲5五銀打
  11. △7三桂
  12. ▲4四銀
  13. △同歩
  14. ▲同角
  15. △3三桂
  16. ▲同桂成
  17. △同金 → △同角は▲同角 △同金 ▲3二銀
  18. ▲2六角
  19. △8四歩 → 次の6六桂打を受ける
  20. ▲6六桂打
  21. △8三銀打
  22. ▲5六歩
  23. △4三金
  24. ▲5五歩
  25. △6四角
  26. ▲1五角
  27. △8一飛
  28. ▲5四歩
  29. △3五歩
  30. ▲同歩
  31. △1四歩
  32. ▲2六角
  33. △4二桂打
  34. ▲5五銀打
  35. △5一飛
  36. ▲5九飛

以降は5筋の攻防となりますが、長くなるのでここまでとします。
この段階で先手良し+800強の評価値となっています。
後手は銀冠で硬く先手は玉が薄いので、大駒を封じつつゆっくり攻める方針でいくようです。
ただし、相手の桂馬を使っての反撃には注意が必要です。

6手目△1五角の変化

  1. △2二角 → 最後に△2二角とした変化を見ていきます
  2. ▲2四歩
  3. △同歩
  4. ▲同飛
  5. △2三歩 →技巧先生は他の手を推奨していますが、実戦的にはこう進む気がするので、手を変えました
  6. ▲3四飛 →相手に歩があった場合は出来ない筋なので気を付けてください
  7. △3三桂
  8. ▲5五銀 →▲同桂は△同金で飛車が死にます
  9. △3一飛
  10. ▲4四銀
  11. △同歩
  12. ▲3三桂成
  13. △同金
  14. ▲3五飛
  15. △3四金
  16. ▲8五飛
  17. △7四銀打
  18. ▲8六飛
  19. △6五銀
  20. ▲5六歩
  21. △2五金
  22. ▲8五飛
  23. △6四歩
  24. ▲6六歩
  25. △4五歩
  26. ▲6五歩
  27. △6六桂打
  28. ▲同角
  29. △同角
  30. ▲7七銀打
  31. △4六歩
  32. ▲6四歩
  33. △4七歩成
  34. ▲6六銀
  35. △5八と
  36. ▲同金
  37. △7四銀打
  38. ▲2五飛
  39. △3六飛
  40. ▲8六桂打
  41. △3九飛成
  42. ▲5九銀打
  43. △3六角打
  44. ▲7四桂
  45. △同歩

ここまでとします。
先手の+900~+1000で先手有利です。
大駒が取られているのもあって最終図は怖いですが、ここから攻めあって先手勝ちのようです。
大きく駒得出来ているのと、後手の持ち駒が少なくてとりあえず詰まないからみたいです。

これは△2三歩指したから変な事になったので、別の変化の方が良い気がします。
技巧先生は△1二香をとか△3三桂を推奨しています。
歩が少ないし角には金の紐があるので放置せよとのことです。

最後に

そんな訳で▲3七桂からの仕掛けについて見てました。
プロの棋譜は今回見ていないので、実戦例については紹介出来ませんが、技巧先生の有効活用ということで技巧先生のみに頼ってみました。

▲2九飛を入れてから仕掛けるというのが大切だということで仕掛け前にチェックしましょう。

今回使用したソフトやサービス

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